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2009年01月13日

日本障害フォーラム(JDF)、厚労省藤木課長と懇談する

12月21日(火)日本障害フォーラム(JDF)は、厚生労働省の保健福祉部藤木課長らと懇談を持った。これは11月30日に提出した要望書に基づくものであった。JDから藤井常務理事と太田企画委員長が参加した。

 冒頭、藤木課長はその日予算内示があったことを述べ、「高齢化の中にあって厚生労働省の予算は前年度比0.6%の伸びであるが、障害関係の予算は8.1%伸びている。省内的に見れば、様々な評価があることだろう」とした。
 また「定率負担(応益負担)の上限額について当初”一般”については4万200円であったが、与党議員の強い働きかけによって3万7200円になった」と語った。

 地域生活支援事業(来年10月〜)には半年分として200億円を付けた、とした。移動介護はこの事業によって行われることになるが、「国としてガイドラインを出す考えがあるか」との質問に対し課長は「ガイドラインを出すつもりはないが、各地で実施している”よい事例集”は出す考えである」と述べた。これに対して「どういう観点に立って”よい”と見なすのか」との質問に対し、「国としてはそういう判断規準は持てない」とした上で「モビリティを高める事例集としたい」と補足した。

 自立支援医療について質問も多く出された担当者が出席していなく、答えはなかった。

 補装具の自己負担については個別給付等の自己負担とは合算せず今まで通りそれぞれの自己負担額を支払う形となる。

 いずれにせよ26日に全国課長会議がありある程度の詳細は明らかにする様子である。注目される障害程度区分についてはまだまだ詰め切れずにいる状況である。

 この年末から年始にかけて私たちを取り巻く状況は本当にますます厳しくなってくるであろう。

ニックネーム 全難聴 at 15:36| Comment(65) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロの介護士を目指して 〜山本 めぐみ さん〜

神奈川県平塚市に住む山本めぐみさん(20)は地元の老人ホームで只1人の聴覚障害者のケアワーカーとしてこの春から働いている。平塚聾学校・商業科でホームヘルパ−二級の資格をとり、近くの施設に応募、見事採用されたものである。最大の壁はやはりコミュニケ−ション。同僚とのやりとりは筆談が基本だが、手話、アイコンタクトなどあらゆる手段で乗り越えてきた。
最近若い聴覚障害者の間で介護職への関心が高まっている。超高齢化時代が目前となり
将来有望でやりがいのある職種と見ての動きである点は健聴者の世界と同じだが、問題は資格をとっても実際に働ける職場がないということである。この世界を目指しても、現実には聴覚障害者を対象にしたホームヘルプサ−ビスに従事するケースにとどまり職場も限られてくる。山本さんの挑戦は、今後この職種にろう者が進出していけるかを占うもので、職域拡大につながるものとして関係者の期待を集めている。


21日 空手の“心”を守る  〜沖縄のろう者が披露する伝統空手〜

沖縄は空手発祥の地。琉球古来の武術、「手(ティー)」に中国から伝わった拳法を取れ入れて琉球王朝時代に空手は生み出された。道場の数は500に上り多くの流派に分かれる。この世界でも何人かのろう者が活躍して、中には師範代として道場を支える人もいる。最近の空手に対しては、競技に走りすぎ古来の「精神性」「武道性」が軽視されているとの指摘が沖縄の空手関係者からたびたび出され、空手の原点に立ち返ることが提唱されている。沖縄空手界で活動するろう者に日本空手の原点とも言える沖縄空手の技を披露してもらい、その「精神性」「武道性」とは何か語ってもらう。
ニックネーム 全難聴 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あれから10年・障害者と東交の集いの報告

 10月22日(土)国際フォーラムにおいて「障害者と東交の集い」が行われた。この企画の話しが障害連に来て早10年となった。DPI日本会議が全国の障害者に呼びかけ、誰もが使える交通機関を求める全国大行動が全国各地に組織されるようになった。東京地区の障害当事者団体は関東首都圏を網羅する民鉄協、バス協会、営団地下鉄(現東京メトロ)と並んで、東京都交通局との交渉を持ってきたが、交通局は都営地下鉄の全駅に「エレベータの設置」をめぐり、平行線のまま予定の二時間を浪費したことを鮮明に覚えている。そのことがきっかけとなり、より良い「都市交通のあり方をめぐり」互いが政策を積み重ねてきた経緯がある。

今、障害者団体と東交はこれまでの長い関わりによって、「誰にとっても、便利で使いやすいものをつくりあげるため」に障害者側と東交側との主張が平行線的なものではなく、議論として重ね合わせることが可能になってきたように思える。

 全体会に引き続きパネルディスカッションの中で、DPI日本会議事務局長の尾上氏は、大阪府で福祉の街づくり条例の発足当初から関わり、障害当事者が参画させていくために障害者側がどう仕掛けていくのか。バリアフリー法の改正を迎え、確かに設備等はエレベータ、ホームから転落を防ぐための防護柵は法の中で明記しているもの、努力目標に過ぎない。中でもハンドル式電動車イス利用者だけが未だに各鉄道事業者横並びで乗車を「拒否」させられている現実を挙げ、「鉄道事業者はその責務を怠なうことが犯罪行為にあたるのではないか、この際「移動に関する権利」を法制化として盛りこむべきとの発言を行った。

 休憩をはさみ、3つの分科会に分かれ、障害当事者、労働者(乗務員、施工者、技術者)、組合幹部によって議論が進められた。「やさしいまちづくり」と障害者の移動の現状という分科会では障害者の立場として、駅員が障害者に対し、あまりにも接遇が乱れてきているとの問題提起に注目が集まり、会場からは、三田線白山駅の、エレベータに群がる学生に対し、駅側が見るに絶えがたいものを大学側に忠告したのか、ある日学長の名でこんな文面がかかれていたことを披露した。「学生諸君、このエレベータは君たちみたいな歩ける人のために設置されたものではなく高齢の方、障害を持った方に譲り、諸君はできるかぎり一歩一歩踏み越えてほしい」と。私たちにとっては実に単刀直入で、モラルを分かってもらうための苦肉の策ではあるが、むしろ「こういう駅があったよ」と駅名を挙げられるように関係が成り立っていることは喜ばしいことである。組合から「われわれ東交も60周年を迎え、人生で言えば定年である。これを契機にして、誰にとってのものではなく、組合員一人一人が自覚して取り組まないといけない」と強調していた。

10年、いがみ合っていた「時代」を含めると二〇余年になる。確かな手応えを共通認識するだけの拍手だけではなく、まさしくこれから運動を共に作り上げて行こうではないかといった誓いの拍手でもあったことは誰もが認めることであった。
ニックネーム 全難聴 at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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posted by 269g